『互近助』の力を育てる

3年以上も私たちのくらしを苦しめた新型コロナウイルス感染症、さらに昨今の物価・原油価格高騰による家計への負担増を考えると、財政支援をはじめ福祉、教育支援はまったなしです!大きな変革による成長戦略も必要だが、今こそ地域に目を向けて『地域コミュニティーの活性化』による『持続可能なまち』を創ることが大事だと考えます。大切な人がくらす、大好きなこのまちのために、より地域に根ざし、地域の声を形に変えていきたいと思います。

例えば、防災についてです。防災の基本は自助による取り組みになります。しかし、自助の取り組みだけでは限界があります。そこで家族や隣近所、友人など互いに助け合うことで支えあうことが求められます。これは、何も防災のみの事ではなく、子育て、介護、医療、日頃の生活でも同じことです。『日頃のお付き合い』を大切にすることが『もしもの時』の力になります。そのために日頃のお付き合いを『互近助』という力として育てることが今必要だと思います。地域での顔の見えるお付き合いがネットワークになり、いざという時から身を守ります。そのために個人、自治会町内会、公共、民間との役割分担と縦にも横にも繋がるネットワークの構築を進めていきます。

~持続可能な藤沢を創る~石井世悟16の目標
FUJISAWA CITY FOR THE FUTURE SEIGO ISHII POLICY

1、市民の声を形に

・皆様の声の代弁者として、くらしに寄り添います。

2、災害に強い強靭なまちづくりを推進します。

2023年は関東大震災から100年が経ち、東日本大震災からは12年が経ちます。南海トラフ地震の発生確率は20年以内に60%程度と引きあがっており、いつ大規模災害が発生してもおかしくない状況は続いています。事前防災を考慮し国土強靭化地域計画の推進による防災の視点から、和を生むまちづくりを考えます。一瞬の出来事が、今までの生活を壊しかねない今だからこそ私は特に防災に力をいれて、大切な命と共にくらすまちを守りたいと思います。

・より実践的で参加型の防災訓練の充実
・災害時の応援協定の横を結ぶ協議会の設置
・国土強靭化室の設置による包括的な組織運営の実施
・津波火災の研究と備えの充実
・火山災害に対する取り組みの充実
・消防団の活動支援と人員確保
・デジタルの活用による防災事業の実施(備蓄品の在庫管理等)

3、エネルギーの地産地消で環境に優しいまちづくりを推進します。

藤沢市でも気候非常事態宣言が表明され、行政も市民も協働した取り組みが始まっています。これから公共施設はもちろん建築の際は環境配慮が耐震対策と同じような前提となるようにしていく必要があると思います。また、エネルギーの課題は環境配慮というだけでなく、私たちのくらしを豊かにするために欠かせないものです。持続可能なエネルギー循環を創ります。

・CO2削減のためのカーボンニュートラル政策の推進
・公共施設建て替えのZEH・ZEB水準の義務化
・再生可能エネルギーの導入支援の拡充
・水素、小水力などの新エネルギーの調査研究の推進
・地域と行政が協働したエネルギー会社の設立
・静脈産業の拡充と家庭ごみの循環支援

4、インクルーシブな社会を推進します。

県内初のインクルーシブ公園の設置も実現でき、ますますハード・ソフトの両面からの推進が求められています。『違うことが当たり前』の感覚を幼少期から育むことで、お互いの良さを活かし、必要なものを助け合う行動が自然となる社会文化を創ります。

・13地区に特性を活かした包括的な支援体制の確立
・福祉人材の確保支援のための助成制度の充実
・心のバリアフリー事業の拡充
・公園や学校など身近なところからインクルーシブを取り組む
・車いすバスケットボールなどスポーツを通したインクルーシブを取り組む

5、ママ・パパが安心できる子育て環境を整備します

子育ては『まちの力』になります。地域で子どもを育てる環境づくりが豊かなまちを創ります。誰もが安心してくらせるまちのために、子育てに関わる人口を増やします。

・孤立した子育てなくすため、居場所、対話の場つくります。
・産休の取りやすい環境整備。特に男性版産休、育休の推進
・継続的な育児参加のために男性の出産時に立ち会いが出来るよう申請の事前制の導入
・ヘルパー派遣やコンテンツを増やすなど産前産後ケアの更なる充実
・マタニティタクシー事業の創設
・出産費用の軽減と育児休業給付金の拡充
・プレママプレパパ事業を中学や高校での実施
・幼稚園教諭、保育士等の給与や職場環境の改善
・多子世帯への支援拡充
・ひとり親家庭への支援拡充

6、DX推進による行政サービスの質と利便性の向上を目指します。

市はDX戦略推進プロデューサーを配置したり、ICTを活用した行政サービスの導入や行政改革に努めてきたりしました。コロナ禍で加速したデジタル化を活かし、スマートシティの推進をします。

・行財政改革による稼ぐ市役所への変革
・WEB3.0の調査研究をすすめ、メタバース、地域通貨、DAO、NFTの活用推進
・デジタルデバイド対策

7、誰もが使いやすい交通システムを推進します。

電気自動車普及や自動運転技術の実現性と併せて、公共交通の普及促進による、総合的な交通体系の構築が必要です。のりあい善行のような乗合タクシー事業と民間の公共交通との協働による、DXを活用した移動の充実を進めます。

・MaaSの取り組みを加速させ、公共交通の充実と連携をする
・移動支援のための交通不便地域解消、コミュニティバス等の拡充
・BRTの拡充を行い、いずみ野線の代替え案として検討

8、元気とふれあいある健康長寿社会を推進します。

健康寿命100歳を目指し、健康づくりが日常生活に組み込まれたまちづくりを進めます。早期発見・早期治療を促すための『未病』対策を推進します。

・医療・福祉分野の一体化
・健康経営の推進を市内事業者へ支援
・認知症条例の制定
・ジムの健康保険の活用を行う
・ピンクリボン運動の推進

9、地域の特色を活かしたまちづくりを推進します。

市民一人一人が地域づくりに参画をしやすく、ボトムアップな手法でその地域の課題を地域の力で解決できるように柔軟なしくみを創ります。画一的な縦割りの優先順位ではなく、地域ごとに決めた優先順位の中で施策を実施できるようにしていきます。

・13地区のデジタル化支援
・13地区のまちづくり予算の柔軟化
・藤沢駅周辺ならびに市民会館の革新的な再整備推進
・藤沢本町駅の再整備のバリアフリー対策と早期工事着手
・藤沢石川線、善行南工区の早期工事着手
・湘南台駅西口のバリアフリー工事としてエレベーター等の設置
・自治会町内会活動支援の充実
・湘南ライフタウンの市境問題の解決に向けた取り組みの推進

10、みんなが共に楽しめる公園整備を推進します。

『公園は地域の庭』という発想から老若男女が集い、コミュニティー形成の場として、災害時の避難場所として誰もが使いやすく整備するために、日頃から地域の方に親しんでいただける空間を創ります。

・市内に中部、南部に二つ目、三つ目のインクルーシブ公園を整備
・緑の広場の活用やボール遊びの出来る公園の整備
・街区公園に防災機能を持たせた防災公園化の推進
・公園愛護会への支援拡充

11、子どもと地域と学校が繋がるコミュニティーを目指します。

夢と希望を持てる教育を受けてもらい、学校教育だけでなく地域での学びやあらゆる主体からの学びの中から可能性を伸ばせる環境を整備します。

・防災教育の推進とヘルメットの設置
・コミュニティスクールを拡充して、多様化する社会に対応できる仕組みをつくる
・自主性を育み、何事も当事者意識をもって取り組める実践的な教育環境を整えます。
・ハード・ソフトの両面から特別支援教育の充実を図ります。
・プログラミング教育とデジタル時代に対応した教育の推進
・対立をなくすための対話作りで和の心を養うための場をつくります。
・不登校の子供への教育機会の充実
・学校図書館の充実で地域にもその場を広げて、居場所づくりをすすめます。

12、スポーツでまちの元気を創出します。

スポーツを通したまちづくりを行います。スポーツにはたくさんの可能性があります。藤沢からトップアスリートを育てる事からインクルーシブスポーツなどの体験からインクルーシブ藤沢の理念の推進をします。

・社体協の活動円滑化を図り、地域の和づくりの推進
・総合型地域スポーツクラブの推進
・県立スポーツセンターとの協働によるパラスポーツの推進
・車いすバスケをはじめインクルーシブスポーツの推進
・ウォーカブルなまちづくりの中で健康づくりを推進

13、動脈・静脈産業の連携と地域経済循環の推進をします。

市内企業の継続的な発展と小売りなど商店の賑わいの創出のために、地域経済循環の推進を行い、地産地消はもちろん地産外商による経済力の強化を支援します。また、生産を主とした動脈産業と産廃業やリサイクルを主とした静脈産業との一体となるサーキュラーエコノミーの推進をします。

・商店街を通した支援拡充のためにも、商店街の事務局機能の支援
・地域通貨など地域ポイントの新設
・ベンチャー支援をはじめ、ユニコーンビジネスの創出
・関係人口の増加から定住人口の増加へ繋げる

14、持続可能な発展に繋がる農林水産業支援を推進します。

藤沢の暮らしの土台である第一次産業を守り育てるために、一過性の支援でなく、持続的な産業となるよう人財と仕組みによる支援を進める。

・地産地消と地産外商の推進のための道の駅の新設
・藤沢産の発掘と創出の継続
・藤沢産の酒米による日本酒の創出
・遊休農地解消のためにも新規就農者と農地のマッチングをする
・農機具などを農家間でシェアすることで負担の軽減
・海の環境を守り、安全に漁が行える環境整備

15、インバウンドや地域資源を活かした観光を創ります。

『住んでよし、訪れてよし』の観光まちづくりを進めます。住民満足度調査を行い、魅力の発掘と再発見をし、点と点を結んだ『コト』で繋ぐ魅力を発信していきます。

・インバウンドを狙った観光発信の推進
・新たな観光産業の積極的な活用推進
・豊かな自然を活かしたグリーンツーリズムの創出
・新たな観光資源としてONENガストロノミーツーリズムの浸透と発展
・DMOを導入した全市的な観光施策の構築

北部の都市拠点整備を進めます。

北部の玄関口であり、都市拠点の一つである湘南台駅を中心とした賑わいを創出し、駅地下から駅周辺地区の一体感を生み出し、誰もが使いやすい、アクセスしやすいまちづくりを行います。

・湘南台駅の地下と地上のバリアフリー化
・湘南台駅地下広場の活用
・BRTを活用したいずみの線延伸の課題解決の一助に
・少年の森は市内外から人が集まり楽しめる一大施設への再整備を進める