原点

関係ないとの発言
政治活動には重要な活動の一つである現場の声を聴くというものがあります。議員秘書時代には日頃から地元を歩きいろんな方々にお会いしてあらゆるお声をいただきました。そんな活動の中に私の政治の原点があります。
それは私がまだ秘書になりたての頃、ガソリン税の暫定税率の廃止を訴える署名活動をしていた時です。商店の方や住人の方にご協力のお願いにまわりましたが、その時は経済が大変厳しい状況でしたので快く署名をいただけることが多かったです。しかし、署名はできないが応援はすると言っていただいたり、反対や別の意見の方だったりと簡単に署名をいただけるものではありませんでした。
そんな中今でも心に残っているのが「うちは関係ないので」とおっしゃった方がいたことでした。しかも、それはその時だけではなく、その後のアンケート活動やポスター活動などでも「政治は関係ない」とのお声をいただきました。とてもショックでした。政党や政治家、政策への批判も厳しいものがありましたが、何より「無関心・無関係」といったことが一番私の心に残り、悔しい思いをしました。

政治はみんなに関係があるのです。人は一人だけでは生きていけません。たくさんの人とあらゆるかたちで繋がっています。家族、職場の方々、友人はもちろんですが、目にはみえない普段の生活の中にもあります。ご飯を食べるだけでも食材を生み出す方、商品化する方、お店に運ぶ方、売ってくれる方など食べる際の食器や調理器具にも同じことが言え、一つ一つは繋がり関わりあって社会が成り立っています。しかし、それぞれにそれぞれの違った考え方や文化があって時には大きく対立してしまうこともあります。繋がりは私たちがより良い生活をしていくなかで無くてはならず、きることはできません。
そんなバラバラだけれども一緒の社会をいかに平和に、くらしやすくしていくのかが政治だと思います。政治はみんながくらしやすくするためのルールを作り、その話し合う場が議会です。そこで主権者で納税者でもある我々が、関わり合うことで我々の手で我々の生活をつくり、守る社会、特定の人や団体のためでない、本当の意味の民主的社会を実現することができるのです。
私の使命は「関係ない」のお声から「こうしてほしい」とのお声をいただける様に、そしてそのお声を市民のためになる様、みんなと共に実現していくことです。今よりもっと身近な政策をみんなのくらしやすさのために実現していきたいと思います。

政治理念

私の政治理念は「市民自治」です。そして、ものごとの問題提起は個人であり家族だと思っています。
徹底的に市民に寄り添い、市民目線で、市民の力を出発点に物事の解決に努めます。
市は国や県の出先機関ではない。本来はまず、個人がそして地域や民間が取り組むことを第一に考えて、それでもできないことを市で行う、市でも対応できないことを県や国が行うのが公共のあり方です。
そして、民主主義の原点である「市民が行政を動かす」しくみをつくります。近年の景気不振に人口減少傾向の続く中で将来的に税収減、そして負担増となりうる公共に頼る構造を早期に打破し、家族や友人、隣近所などで「助け合いや思いやり」でつくる持続可能な社会を実現したいです。

市議会議員の役割とは

1、市民自治のしくみづくり
市民の声を代表して市政に活かす「意思決定」機関として議論をする
市民の皆様からお預かりしている税金を市民のためにどう使うか、これからどのように使っていくべきかを市民の皆様をはじめ関係者の方々の声をきいて「意思決定」をしていくのが仕事です。
そして二元代表制のもとで行政つまり市長とは常に緊張関係の中で議論を進めて行くことが重要である。つまり議会は行政のチェックをするのではなく、議会も意志をもち市民の代表として主体的に市の政策をつくっていく。

2、日々のくらしに希望をもてる社会のしくみをつくる
自助、互助、共助、公助など問題や困難にあったときには人それぞれに解決に努めていくと思います。そして、それら問題を自助で解決できることが望ましいですが、それが難しく公助に頼らざるを得ない方々にまずは希望のある政策をつくりたいと思います。
つまり、人が人に頼るときは起こってしまった問題を自らでは解決ができないで困っている時である。その問題を解決することこそが政治の力であり役割だと思います。そして、それが機能することでくらしの中の希望になれればと思います。
また、将来的にはより適材適所な希望となりうる相互扶助で成り立つ地域社会を目指したいと思います。平等・公平原則で限られた財源の公助ですので、多様化した市民のくらしをより身近に負担を少なく支え合うしくみをつくり、そこにかかっていた税金を減らし、頼る政治から創る政治の市民自治の藤沢をつくりたいと思います。

3、セールスマンになりシティプロモーションの先頭にたつ
我らがふるさと藤沢を全国に宣伝していきます。今ある地元の底力をもっと多くの方々に知ってもらい誰もが誇れる藤沢を誰もが好きな藤沢を世界に発信していきたいです。藤沢に人を集め思いやりの心で笑顔を広めていきたいです。そして、問題となっている地方都市の人口減少をとめ、もともと生まれ育った若年層の方にはUターンを、新たに興味をもっていただいた方にはIターンを促していき、人が集まる活気のあるまち藤沢をつくりたいです。